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英語の音変化②:音の連結(リエゾン)を音読で理解

この記事では、英語の音変化のうち、音の連結(リエゾン)について解説します。

・早口の英語が、聞き取れない
・単語のときと違う発音になってる気がする
・リスニングも苦手です

英語の発音を練習している人向けに、このような英語の音の変化についての悩みを解決します。

この記事では、次の内容を解説しています。

  • 単語を連結して発音する、音の連結(リエゾン)について
  • 音の連結の解説動画を紹介しています。

私は今、外資系企業で海外チームと仕事をしています。英語は入社時TOEICスコア260でしたが、最終的に850になりました。

他の英語の発音については、次の記事にまとめていますので、参照して下さい。

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音の連結(リエゾン)について

単語と単語をつなげてひとつの単語として発音することです。
音をつなげるパターンは、次の3パターンのうちのどれかになります。

音の連結の組み合わせ:

  1. 母音母音」の連結
  2. 子音母音」の連結
  3. 子音子音」の連結

注意:
母音は[あいうえお]のほかに、y音(や、ゆ、よ、に含まれる音)も母音に分類されます。

母音母音」の連結

母音と母音の連結では、単語と単語の間に R, Y, W のいずれかの音が入ります。

そのうち R音が入るバターンも2つあります。(よって全部で4つです)

母音と母音の連結のパターン:

  1. R音が入るパターン
    1. スペルに r がないパターン
    2. スペルに r があるパターン
  2. Y音が入るパターン
  3. W音が入るパターン

1.「母音 + R +母音」パターン

単語と単語の間に R音を入れるパターンです。

前の単語の母音が次のうちのどれかで終わるときに、このパターンになります。

  • / ɐː / (Car の ア)
  • / ɐ / (Sofa の ア)
  • / ɜː / (Bird の ウァ)
  • / oː / (Law の オゥ)
  • / ɪɘ / (Ear の イァ)
  • / eː / (Air の エー)
  • / ʊə / (Tour の ウァ)
スペルに r がある場合(Linking R)

前の単語の最後に r が来てるときは、自然にR音が入って発音できます。
これを Linking R と呼びます。

  • This car is mine. → The caris mine. (ザ カーズ マイン)
  • My leg is sore again → My leg is soreagain. (マイ レッグ イズ ソゲン)

次の動画では Linking R の英文を確認することができます。
Pronunciation: The linking /r/

スペルに r がない場合(Intrusive R)

r がなくとも、前後の音の関係でR音が入ってくることがあります。これを「侵入するR」Intrusive R といいます。

  • The tuna is min → The tunaris mine. (ザ ツナズ マイン)
  • I saw it yesterday → I sawrit yesterday. (アイ ソウトゥ イエスタディ)

次の動画では Intrusive R の英文を確認することができます。
Pronunciation: The intrusive /r/

2.「母音 + Y +母音」パターン

前の単語の語尾が母音で / iː / などのとき、Y音を入れて連結して発音します。

  • / iː / (bee の イー)
  • / æɪ / (bay の エィ)
  • / ae / (buy の アィ)
  • / oɪ / (boy のオィ)

だいたい最後の母音が「イ」(かなりいいかげんですが)で終わる単語のとき、このパターンになります。

「母音 + Y +母音」パターンの例
  • He ate the food → He_yate the food (ヒー イェイト ザ フッド)
  • Play outside → Playoutside (プレイヤウトサイド)
  • I lie a lot → I lie_ya lot (アイライヤロット)
  • Enjoy it → Enjoyit (エンジョイェト)

次の動画では実際の英文の発音を確認することができます。
Pronunciation: The linking /j/

3.「母音 + W +母音」パターン

前の単語の最後の母音が「ウ」「オゥ」「ウォゥ」で終わる単語のとき、W音を間に入れます。

  • / ʉː / (boot の ウー)
  • / əʉ / (boat の オゥ)
  • / æɔ / (bout のアゥ)

少し口を丸くすぼめた状態で「ウ」や「ウォ」くらい音「W音」を含んでいると、出てきます。

「母音 + W +母音」パターンの例
  • It bluw up → It blew_wup. (イッブリュゥワップ)
  • Ciao everyone! → Ciao_weveryone! (チャオゥエブリワン)

次の動画で、実際の英文の発音を確認することができます。
Pronunciation: Linking /w/

子音母音」の連結

子音で終わる単語の次に、母音で始まる単語がきたときは、自然に一つの音として発音すると思います。

Talk about → Talkabout /ˈtɔːkəˈbaʊt / (トーバウト)

こういうパターンは他にもあります。

「子音+母音」の連結の例
  • Think it -> Thinkit. (シンキットゥ)
  • This is -> Thisis(ディスぃず)
  • Good afternoon -> Goodafternoon (グフタヌーン)
  • Good evening -> Goodevening (グディブニン)

子音子音」の連結

子音で終わる単語の次に、子音で始まる単語がきたときのパターンです。

「子音+子音」の連結の例
  • Not too much → Notoo much(ナットゥーマッチ)
  • I can count to 10. → I can countoo 10(アイ キャン カゥントゥーテン)

口の形が似ているときや、舌の位置が近いときにつなげるように発音すると、自然とつながります。

練習しよう!英語の音変化のYoutTube動画のリスト

発音が上達するためには動画を見ながら真似をするのが一番です。

練習のために音変化の動画を紹介します。

「母音 + R +母音」スペルに r がある場合(Linking R)

「母音 + R +母音」スペルに r がない場合(Intrusive R)

「母音 + Y +母音」パターン

「母音 + W +母音」パターン

音変化が分かると英語が分かる

この記事では、英語の音変化のうち、音の連結(リエゾン)について解説しました。

音変化を理解して、自分でもできるようになってくると、リスニング力とスピーキング力が向上します。
だんだん英語の音が聴こえるようになっていくので、ぜひ練習を続けて下さい。

▶ 英語の発音については、次の記事にまとめていますので、参照して下さい。

▶ 発音のおすすめ教本を次の記事で紹介しています。参照下さい。

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