英語の発音がなかなか上達せず、
「ネイティブみたいに話せるようになりたい」
「発音が良くなるにはどうすれば?」
と悩んでたり、してませんか?
実は「音読」は
発音の改善にとても効果的な学習法
でもあります。
この記事では、
音読がなぜ発音に効くのか、
その理由と効果的な練習方法を
初心者にもわかりやすくご紹介します。
発音が上達しないのは「聞けていない」から

発音が苦手な人の多くは、
「英語の音を正確に聞き取れていない」
ことが多いです。
そういった人たちにありがちなのは、
- 母音を「アイウエオ」で発音
- “L”と”R”を区別してない
- ”F” を「フ」と発音
- ”TH” を「ティ」、「ディ」と発音
- 単語と単語をつなげて発音しない
みたいに
カタカナで発音してることです。
これだと、
いつまでも正確に発音できるようになりません。
発音を改善するには、まず
「正しい音を聞いて、まねること」
これがとても大切です。
「自分は初心者だから」
と思う人もいるかも知れませんが、
発音は、どの語学レッスンでも最初にならう内容です。
それだけ大事だということです。
音読が発音改善に効果がある3つの理由

音読には発音の面から、次の3つのメリットがあります。
- 正しい発音を「聞く→声に出す」の繰り返しができる
- 自分の発音を意識できる
- 音のつながりやリズムが自然に身につく
ひとつひとつ、紹介していきます。
1. 正しい発音を「聞く→声に出す」の繰り返しができる
ネイティブが発音してくれるテキストを音読すれば、
「聞いた音をすぐに声に出す」
練習になります。
これは、
脳と口の動きを結びつける重要なステップです。
それにテキストを見ることで、
英単語と英語の発音も結びつきます。
2. 自分の発音を意識できる
音読中は、
自分の声を耳で聞きながら読む
作業をします。
「あれ?この発音、変かも?」
「この単語、言いづらい。間違ってるかも?」
という違和感に気づきやすくなります。
とくに私たちは、
英単語の多くを、本やテキストで覚えています。
そうすると、
発音を聴いたことがない英単語が多くなります。
そうやって覚えた英単語は、
発音してみると言いづらいことが多く、
調べてみると全く違う発音であることがあります。
たとえば
イギリス英語の vocaburary、 library などは、省略して短く発音してます。
train も「ト」より「チョ」に近いです。
こういった、発音の確認作業にもなります。
3. 音のつながりやリズムが自然に身につく
実際の英語では
単語がつながって発音されています。
ですので、リズムや抑揚がとても重要です。
音読を繰り返すことで、
日本語とはまったく異なるリズム感が
自然に体に染みついてきます。
発音改善に効く音読トレーニング5選

私がやって効果があった、
おすすめの発音改善の音読トレーニングを紹介します。
- ミラー音読(発音コピー)
- リズム音読(詩・歌詞)
- スロー音読
- 録音してフィードバック
- シャドーイング(音読併用型)
ミラー音読(発音コピー)
私が
一番やっている音読トレーニングです。
内容 | 英単語や、短いフレーズを完全にマネして読む |
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効果 | 英単語の正しい発音がわかる。 フレーズならリズム・イントネーション・音のつながり(リエゾン)に効果的。特定の発音(例:th /r/ /l/)も改善する。 |
YouTube 動画で
英語の字幕を出しながら練習したり、
英単語の動画で練習しています。
最近は、
音読用の動画もあり、重宝しています。
リズム音読(詩・歌詞)
私は洋楽をよく聞くので、好きなアーティストの曲を練習したりします。
内容 | 韻を踏む詩や洋楽の歌詞を音読。実際に歌っても良い |
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効果 | 英語のリズム・ストレスパターンに慣れる練習として有効 |
最近では Oasis の「Don’t look back in anger」を練習してました。
スロー音読
発音しづらい部分、
いまいち出来ない発音は、
ゆっくり何度もくりかえし練習することになります。
長いテキストより、
短いフレーズや英単語を練習することが多いです。
特定の母音、子音だけを練習することもあります。
内容 | 通常よりかなりゆっくり音読する |
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効果 | 発音の細部に意識が向き、母音・子音の区別が明確になる |
録音してフィードバック
ときどき、自分の発音をスマホに録音してみることもおすすめします。
話してるときは、案外自分の発音が聞こえているようで聞こえていません。
自分の発音も録音して聴いてみると
できてるつもりで出来ていない、
ということが多いです。
内容 | 自分の音読を録音し、ネイティブ音声と比較 |
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効果 | 苦手な音・癖の自覚に最適(自主改善に効果的) |
楽器の練習でも録音は必須と言われてます。
シャドーイング(音読併用型)
通常のシャドーイングは、
テキストを使いませんが、
ここでは
音声付きテキストを使って
シャドーイングをします。
内容 | 音声のあとに少し遅れてマネして読む |
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効果 | リズム・イントネーション・音のつながり(リエゾン)に効果的 |
私はあまりやりませんが、
音声なしのシャドーイングよりハードルが低いので、
シャドーイングを始めたい人にはおすすめです。
発音チェックができるおすすめサービス

音読の効果を高めるには、
自分の発音を客観的にチェックすることも大切です。
ただ正直なところ、
お金を払ってまで発音矯正するのもどうかな?
とも思います。
発音チェックでは80点を目指そう
私の周りにいる英語ペラペラな人たちも、
ネイティブレベルの発音ではありません。
発音も大事ですが、
語学では他にも大事なことがたくさんあります。
特に音読は、発音改善の効果だけでなく、
ボキャブラリーを増やしたり、
英語感覚を身につけたり、
英語を英語のまま理解したりなど、
いろいろな効果があります。
一時的に発音に特化するのもいいですが、
発音ばかりに集中しすぎないようにしましょう
相手に通じる実用的な発音ができればいいので、
発音チェックは
100点満点より、80点を目指すようにしましょう。
おすすめの発音チェック方法
以下の2つがおすすめです。
- Google翻訳の音声認識機能
- スマホやPCの音声入力
特に私は、
英語文を作るときはPCの音声入力を使っています。
スピーキングの練習にもなりますし、
英語が自然と口から出てくるようになるので、
おすすめの練習です。
音声入力を使った
発音チェックやトレーニングの詳細は、別の記事で詳しく解説しています。

まとめ:音読は発音上達の第一歩
英語の発音を改善したいなら、
「聞く→話す」の反復練習ができる音読は最強の武器になります。
継続することで、
「通じる英語」から「自然な英語」へ
と近づくことができます。
まずは
1日5分、YouTube 動画を英語字幕でみる
ことから、始めてみてはいかがでしょうか?