「英語の音読を始めたのに、なぜか続かない…」
そんな悩みを抱えていませんか?
英語の音読は、
発音・リスニング・スピーキングの基礎力を鍛える効果的なトレーニングです。
にもかかわらず、
多くの人が「続けられない」という壁にぶつかっています。
この記事では、
英語の音読が続かない理由と、
習慣化するための具体的なコツ
について解説します。
なぜ音読は続かないのか?よくある5つの原因

英語の音読が続かないのは、よくあることで
その主な理由は、大きく分けて次の5つになります。
- 原因①:時間が取れない・忘れる
- 原因②:教材がおもしろくない
- 原因③:効果が実感できない
- 原因④:完璧主義
- 原因⑤:やることがあいまい
原因①:時間が取れない・忘れる
忙しい日常の中では、音読の優先度が下がりがちです。
「今日はいいか」
と後回しになり、
音読をしない日が長くなっていき
気がつけば1ヶ月もやってなかったりします。
原因②:教材がおもしろくない
難しすぎる英文や退屈な内容だと、読むのが苦痛になります。
興味が持てない教材は、継続の妨げになります。
原因③:効果が実感できない
多くの人は、始めて数日で
「本当に意味あるの?」
と疑い始めます。
音読は練習ですから、
そんなに早く効果は出てきません。
そのためにモチベーションを保つのが難しいのです。
原因④:完璧主義
「1文でも噛んだらやり直し」
「ネイティブ並みでなければダメ」
など、自分に厳しすぎる人は途中で心が折れやすいです。
また「毎日やらなきゃ!」と気合を入れすぎるのも挫折しやすいです。
原因⑤:やることがあいまい
「とりあえず音読してみよう」だと効果は薄いです。
それでもやらないより全くいいのですが、
いろいろな目的やテーマを自在に変えられるのが、音読の良いところです。
できれば、
- 発音の矯正
- 英語の直接理解の練習
- ボキャブラリー
- 文の構造に慣れる
- 英語の感覚を養う
など、音読でできることからテーマを絞って音読をしましょう。
たとえば、
「今日はこのテーマにしよう」
「昨日はこれをやったから、今日は別のテーマにしよう」
というように、
複数のテーマを順番に音読していくのも効果的です。
続けている人がやっている5つの習慣化テクニック

継続できる人はどのようにやっているのでしょうか?
わたしがやっている5つの習慣化テクニックを紹介します。
- 習慣化①:生活の一部にする
- 習慣化②:効果を感じる環境
- 習慣化③:教材を選ぶ
- 習慣化④:時間を決めない
- 習慣化⑤:見える化する
習慣化①:生活の一部にする
例えば、私は英語を使う仕事をするようにしました。
国内の外回りの仕事を止め、
バックエンドの海外のエンジニアと一緒にできる部署に移動しました。
毎日ナマの英文が回ってくるので、
気がついたときに音読したりしてました。
最初のうちは大変でしたが、
仕事中は英語をかならず読んだり書いたりすることになるので、
なにもしなくても、向こうから英語を音読する機会がやってきます。
習慣化②:効果を感じる環境
「音読の効果が出ている!」
そう感じるタイミングがあると、続けるモチベーションが出てきます。
上の話と被りますが、
英語を使う環境にいれば、
英語の音読の効果を感じることが出来ます。
学生であれば、
英語の授業がそういう場ですね。
海外の人との交流ができるサークルに参加したり、
オンライン英会話に参加して、英語を使う機会を増やすといいと思います。
習慣化③:教材を選ぶ
自分が興味があるテーマを扱う教材を選びます。
教科書である必要はありません。
もちろん学校の教科書は
やらないよりやったほうがいいですが、
社会人の人であれば、
興味がある雑誌や、
仕事に関係ありそうなテキストがいいです。
私は、
海外のクルマ雑誌だったり、
海外の格闘技の雑誌だったり
ビジネス書籍のペーパーバックだったり、
英語の日本の漫画だったり、
いろいろやりました。
ですから、
一冊に決める必要もありません。一度に数冊やっていいです。
ただ、
音読した文章は一度で止めず、、何度も繰り返しましょう。
習慣化④:時間を決めない
始める時間ではなく、音読している時間です。
私は家庭教師についたときに、
週に一度、3時間くらいやってましたが、
そんなにする必要はありません。
私は今は、1分くらいのときもあれば、15分くらいのときもあります。
TOEIC対策などで
英語の勉強をするときは、
ボキャブラリーや発音を調べるのでもっと時間がかかります。
ですが
普段は気軽にやっているので、
音読している時間はとても短いです。
発音に気をつけたり、
「この英文、なに言ってるか、わからないな」
というときに音読したりするので、そんなに長くはしません。
習慣化⑤:見える化する
カレンダーで、
「今日は1分くらい、3回やった」
という程度の記録をつけておくと良いです。
これなら自分が今までどれくらい英語に時間を費やしてきたか、よくわかります。
私は運動の記録をつけています。
(英語は毎日仕事でやるので必要ないため)
筋トレや運動は毎日できないので、
記録がないとだんだんやらなくなってしまうのです。
前回からどれくらい日にちが経っているか
あまりに間が空いていたら、やろうという気になります。
なので、
音読でも記録していくとやる気が出るようになります。
まとめ:続かないのはあなただけじゃない
英語の音読が続かないのは、
あなたの意志が弱いからではありません。
続けにくい環境や習慣づけの工夫が足りなかっただけです。
この記事で紹介した
原因と習慣化の工夫を取り入れれば、
誰でもムリなく英語音読を続けられるようになります。
まずは
「完璧じゃなくていい。30秒でもいいから続けよう」
という気持ちで、今日からもう一度音読を始めてみませんか?