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英語の音読の正しいやり方は、とてもシンプルでいて効果もある

この記事では、正しい英文の音読のやり方を紹介します。

この方法は
とてもシンプルで、すぐ始められます。

続けるのもそれほど大変ではありません。

もしあなたが今、
英会話スクールに通っているなら、
気軽に予習・復習にも使えます。

おすすめの方法なので、ぜひ読んでください。

紹介するやり方は、
わたし自身が学生時代に英語の成績を上げ、
社会人になったあとも続けている方法です。

このやり方で実際に成績を上げた、学生時代の話はこちらです。

コンテンツ

英語の音読の効果的でシンプルなやり方

やることは、

「音読して、訳して、調べる」

ただ、これだけです。

効果のあるシンプルな音読のやり方

① 音読して、和訳する

② 分からなかったところを調べる

具体的にどのように音読していくのか、
例を上げて説明します。

説明で使うのは、
次の BBC Learning English のページ

(引用:BBC Learning English)

赤枠のパラグラフの部分を音読します。

Welcome to English My Way Learning Circles
The Learning Circles are a chance for you to help your family and friends learn English. You are the group leader. Follow the links in each session to download the different materials. They will take your group through the everyday English they need to survive in the UK.


① 音読して、和訳する。

テキストを音読するときは、
次のように1センテンスごとに、「音読 和訳」を交互に繰り返します。

Welcome to English My Way Learning Circles

イングリッシュ・マイ・ウェイ・ラーニング・サークルへようこそ。

The Learning Circles are a chance for you to help your family and friends learn English.

このラーニング・サークルは、あなたにとってチャンスです。あなたの家族や友人が英語を学ぶための。

You are the group leader.

あなたはグループリーダーです。

Follow the links in each session to download the different materials.

それぞれのセッションにあるリンクに従いましょう。ちがう教材をダウンロードするには。

They will take your group through the everyday English they need to survive in the UK.

それらはあなたのグループの日常の英語の手助けをするでしょう。その英語はイギリスで生き残るために必要なものです。


こんな感じですすめ、区切りの良いところまで読んだら、次に進みます。

② 分からなかったところを調べる

読んでて、
意味が分からなかったところを調べます。

  • 単語の意味
  • 表現チャンク、フレーズの意味
  • 修飾・被修飾

これらをノートに書き出し、
意味を調べておきます。

そのノートは、何度も読み返しましょう。
脳に定着していきます。

終わったら、

もう一度繰り返す

もしくは

次に進む

どちらかで、練習を続けます。

シンプルですね!

①と② を1ページずつ、繰り返す

この、

① 音読して和訳
② わからないところを調べる

を、テキストブックの場合は1ページ毎に繰り返していきます。

1ページの英文の量が多ければ、半分ずつでもOKです。

簡単なテキストブックでいいので、

一冊、終わらせましょう。

テキストブックの場合、
英会話スクールのテキストブックや、学校の教科書がよいでしょう。

一冊音読したあと、
英語の感覚が身につき始めていることが、実感できると思います。

この英文の音読のやり方で注意するポイント3点

次に、英文を音読するときに注意するポイントについて説明します。

英語の音読をするときに注意するポイント

ポイント1:発音はできるだけ正しくすること
ポイント2:和訳も口に出していくこと
ポイント3:分からない表現や発音は調べること

ポイント1:発音はできるだけ正しくすること

基本的に
発音は多少悪くてもリズムが悪くても、音読の効果は期待できます。

極端な話、カタカナ英語でも、音読の効果があります。

ですが、
発音をまったく気にしないのも問題です。

発音が悪いと、
正しい英語でも相手に伝わらないのです。

なのでできるだけ発音は正しくすることを意識しましょう。

発音の練習については、
「英語音読の発音」カテゴリーで解説していますので、時間があるときに読んでみてください。

ポイント2:和訳も口に出していくこと

ここで紹介している音読のやり方では、
1センテンス音読したあとに和訳していきますが、

和訳も声に出すことです。

和訳の目的は、頭の中を言語化して

「分かっていないところ」を明らかにする

ことです。そのために声に出す必要が有るのです。

しっかり声に出してください。

ちなみに和訳の文は、正しい日本語にする必要はありません。

上の例でも、正しい文になってないですね。
意味の区切りごとに、英語の語順で訳していってください。

そのうち、
英語を英語で理解するようになるので、正しい日本語化は必要ありません。

ポイント3:分からない表現や発音は調べること

わからない単語や表現、発音はそのままにせず、調べましょう。

その場ですぐに調べてもいいし、
メモっといて、区切りの良いところで
まとめて調べるのでもいいです。

< 参考:検索サイトで、わからない表現をしらべよう >

わからない表現や単語を調べるには、検索サイトを使うと簡単です。

すぐに意味と発音が出てきます。

Google検索」や 「Bing検索」にアクセスして、検索窓に、

  • わからない単語(もしくはフレーズや表現、チャンク)と、
  • 「意味」を追加して検索

つまり、文字列「〇〇〇〇 意味」の形で検索すると、意味が出てきます。

例えば、「gradient 意味」と検索します。

すると左側に英語、右側に日本語訳が出てきます。

また発音は、
左側の欄にスピーカーのアイコン ) がありますから、
それをクリックすると発音が聞けます。

YouTube 動画で英語を音読するやり方

私は最近、
YouTube 動画で英語字幕を出して、音読しています。

動画で音読をやってて、

「これは気をつけないとダメだな」

と思うことがあったので、共有します。

次の点に注意してください。

YouTube 動画で英語の音読するときに注意するポイント

動画のスピードに合わせず、自分の音読スピードに動画を合わせること

英語の音を追いかけると、効果が半減する

音読の期待する効果は

  • 英語の感覚が身につき、英文法がいらなくなる
  • 表現・ボキャブラリー(チャンク)の収集
  • 英語が英語でわかる前段階として、英語の語順でわかるようになる

です。

英語の音読の効果については、次の記事でくわしく解説しています。

しかし
音を追うように音読すると
余裕がなくなって、その効果は半減します。

例えば以下のようなやり方は、
だめなパターンです。

「聞こえた音を追うように、
トランスクリプトをがんばって読んでいく」

このようなシャドーイングのようなやり方では、よくありません。
(それなら、シャドーイングの正しいやり方をすべきです)

読むことをメインとしないと
せっかく音読していても、
使えるチャンクやボキャブラリーが増えないのです。

音読は
メインはあくまで読むこと。
音を聴くことはサブです。

YouTube 動画で音読するときは、一時停止を使う

動画で英語字幕を出して音読をしていると、
つい動画のスピードに合わせて、いい加減な読み方になってしまいます。

動画に音読を合わせるのではなく、
あなたの音読のスピードに動画のほうを合わせるようにします。

YouTube 動画を使った英語の音読のやり方

① 動画を再生しながらトランスクリプトを音読する
再生スピードが速いなら調整して、 x0.75 などにする
 ↓
② 動画が読んでるところより先に行き過ぎてしまったら一時停止する
表示されているトランスクリプトを終わりまで音読する
 ↓
③ また再生して音読を続ける
 ↓
これを繰り返す

このように、
音読スピードに動画の方を合わせるようにすると、
心に余裕が出てきて音読の効果が上がります。

再生速度の調整より、一時停止がおすすめです。

再生速度は多分、 x0.75 が限界です。それ以上遅くすると

  • 不自然な感じになったり、
  • 逆に自分の音読速度に合わせるのが難しくなったりするので、

一時停止をしながらやることをおすすめします。

まとめ:英語の音読の正しいやり方

まとめますと、英語の音読の正しいやり方は、次のとおりです。

効果のあるシンプルな音読のやり方

① 音読して、和訳する

② 分からなかったところを調べる

この記事があなたの英会話スキルに役立ってくれれば、嬉しいです。

次の記事では、かならず失敗する音読のやりかたについて解説しています。


次の記事では、音読におすすめの教材を紹介しています。

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