「英語を音読してるけど、全然上達しない」
ときどき、こういう人がいます。
そんな人は、
失敗する方法で英語の音読をやっているのではないでしょうか。
この記事では
かならず失敗する、
効果が出ない英語の音読方法について紹介します。
音読というのは本来、誰がやっても必ず効果があります。
大変コスパのよい語学学習の方法です。
効果がない、ということは考えづらいです。
失敗する典型的な5つの例を上げますので、うまく言ってない人はチェックしてみてください。
英語の音読で失敗するパターン1:音読している文を理解していない
ただひたすら、音読していませんか?
意味がわからないと効果がでない
音読しているけれど、
英文を全く理解せず、
ただ声に出して読んでいるだけ
これでは効果は出ません。
知らない単語は調べ、
発音がわからなければ発音をチェック、
その英文が言っていることを理解する
こういうことをしないで音読しても、やるだけ無駄です。
ただ意味不明な音が脳に浸透して行くだけです。意味がありません。
わからないところは調べよう
音読する英文は意味がわかるように、
知らない単語の意味を調べ、
しらない発音を調べ、
英文の意味を理解しながら、音読をしていきましょう。
そうすることによって音読の効果が上がっていきます
英語の音読で失敗するパターン2:英語の語順で意味を取らない
「返り読み」で、英文を理解しようとしていませんか?
英文の意味を理解するとき、
返り読みを続けていると、いつまでたっても上達しません。
返り読みはぜったいダメ
ふつう音読をしていると、
読みながら自然とその英文の意味を理解しようとすると思います。
そのときに
「返り読みがクセになっている」と、
読みながら理解することができません。
これだと、ただ声に出して読むだけになってしまいます。
声に出して英文を読みながら、
英語のチャンクごとに意味を取っていくようにしていきます。
チャンクを使ってるうち、英語で理解できるようになる
返り読みをせず、
「チャンクごとに日本語に訳して、意味がわかる」
ということを続けていると、そのうち、
チャンクごとに英語のまま理解できる
短い文ならチャンクに区切らなくても英語で意味がわかる
わかる長さがだんだん長くなっていく
というふうに、和訳に頼らずに英文を直接英語で理解できるようになってきます。
もちろん上達してからも、
英文の難しい英文は、
和訳しないとツライということはあります。
それでも
返り読みで全体を和訳しないと意味がわからない、
ということはなくなります。
チャンクごとに意味を取りながら、音読するようにしましょう。
英語の音読で失敗するパターン3:英文を暗記、完コピしようとする
音読する英文を暗唱 しようとしたり、暗記しようとしたり、完コピ をしようとする。
これもまた無駄な努力です。方向性が間違っています。
暗記は方向性が間違っている
音読の目的としては色々とあるのですが、
少なくとも英文をまるごと暗唱することは目的ではありません。
- 英語の発音を口に慣れさせる
- 読んだ英文を聴くことで、目と耳から脳の中に英文を入れる
- それによって英文を脳に染み込ませ、英語感覚を養う
以上が、主な目的であり、続けているうちに、
英文法を細かく暗記する必要もなくなり
自然な英語が出るようになる
こういう効果がでてきます。
ですが暗記をしようとすると、
一つの文につかう時間が長くなってしまい、その分英文の量が少なくなってしまいます。
暗記を目的としてはいけない
もちろん暗記自体、悪いものではありません。
事前に100以上のフレーズを暗記しておけば、
その後に外に出て、
フレーズをどんどん使っていく
このように
暗記しておけば、実践練習ができるメリットがあります。
でも、「それはソレ、これはコレ」です。
やるんなら、
音読とは別にやるべきです。
音読では
たくさんの英文を頭の中に染み込ませる
ことが目的なので、
暗記よりたくさんの英文を読むことのほうが大事なのです。
英語の音読で失敗するパターン4:長すぎる英文を教材にしている
小説など、長すぎる英文を教材にしてるのも、音読の効果が出にくくなります。
理解していない英文を音読することが多くなる
長い教材は、英語のシャワーを浴びて、
英語感覚を脳に染み込ませるという観点からすれば、
いいように思えます。
ですが、
音読する英文が長すぎると、
理解できていない英文をそのままにしてしまいがちになります。
経験的にそういうことが多いです。
上にもあげたように
理解していない英文を音読しても効果はあまり期待できません。
効果が薄くなっていくことは想像できると思います。
目安は英会話テキスト1ページ分
目安としては、
英会話のテキストなどの1ページの長さがちょうどいいです。
もし小説などの長文をやろうとするならば
1ページごとに区切って進める、
などの工夫が必要になります。
英語の音読で失敗するパターン5:続けない
音読の効果が出てくるのは
早くて1ヶ月遅くても3ヶ月はかかります。
なのでそのあいだ、続ける必要があります。
英語自体、
暗記が可能な社会や理科の教科と違って、スキル(能力)を徐々に上げていくものです。
音読を途中でやめてしまうと、効果を期待することはできません。
まとめ:失敗する英語音読のやり方はやめよう
この記事では、必ず失敗する音読のやり方について解説しました。
基本的に次の5つが失敗する原因です。
うまくいかない人は
自分がどれかに該当してないかチェックしてみましょう。
失敗パターン1:理解しない英文をただ音読している
失敗パターン2:英語の語順で理解してない
失敗パターン3:英文を暗記、完コピしようとしている
失敗パターン4:長すぎる英文を教材にしている
失敗パターン5:続けない
「かならず効果がある音読のやり方」については 、次の記事でくわしく書いています。